最近はうどんばかり。
夫婦そろってうどん好きなのだから仕方がない。
休みともなれば、うどん屋巡りをするのが楽しい。
この日も、うどん屋探しからはじまった。
那珂川市にある「白木商店」に行くも、駐車場が満車なので通過して、春日の「三八うどん」さんへ向かった。
この「三八うどん」の向かいには「麺勝」といううどんのチェーン店があるが、それでも生き残っているという事からも、この店の力量が伺えるというもの。
お店は想像した通りの古めかしさ、あまり覚えていないが、懐かしいうどん屋さんの雰囲気をしっかりと残している。
歴史すら感じさせる作りには、この店がうどん好きに支持されてきた事が垣間見れるというもの。
メニューを散々眺めて選んだのは、「きつね肉うどん」だった。
ほかにもたくさん食べてみたいメニューがあったのに、こんな普通のうどんにしてしまった事を後悔したが、気に入ればまた来たらいい。
まずはスープをすする。
肉うどんの場合は、肉に付けた味がスープに広がって本来のうどんのスープの味と変わってしまうものだが、あまり主張のない肉の味付けなのだろう。
スープは自然な味だった。
少し肉は固めだったが、スープの味を変えないところは気に入った。
きつねは程よい味付けがされていて、この味付けで「いなり」が美味しそうに思えた。
おにぎりやいなりの入ったガラスのケースを見ると、いなりは1個だけ。
注文しようかと悩んでいると、他の家族連れのお客さんが入ってきていろいろと注文している。
私のいなりが注文されてしまわないか、とても不安に感じつつうどんをすすっていた。
家族連れの注文が一段落して、いなりの注文がなかった事を確認したあと、いなりを注文した。
どうしても食べて見たかった。このうどんに入ったきつねが美味しいのだから、いなりも美味しいはず。
その通り、いなりは想像した美味しさであった。
珍しく「スープ、いなり」は、そのまんま私の好きな味だった。
絶対にリピートするよ。
こんな味との出会いがあるなんて、幸せなお店との出会いだった。
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