あるお菓子を頂いた。
そのお菓子を作っているお店は、予約のみのケーキ屋さんらしい。
そして、週末カフェ(金・土・日曜のみ)もやっているとか。
そんな変わったお店ならば行って見たいと妻が言い出した。
ちょうどこの日は祝日だったので、少し遠いが行ってみることにした。
場所は佐賀県の小城市、小城駅の近くらしい。
目的地を「小城駅」にしてバイクで出発した。
小城駅の前の通りには多くの羊羹(ようかん)のお店がのきを並べていて、さすがに「小城羊羹(おぎようかん)」の街であることをかんじさせる。
小城駅の前を通り過ぎて少し行くと、その店はあった。
店の名は「Tem.de Suc.(テムデサック)」という。
店の前まで来ても店内は何も見えなかった。
正面の引き戸が上の写真の表札のとなりある入口だ。
入って右手には小さなカウンターとショーケースがあり、ここに私が頂いたお菓子が販売されていて、入って正面にはテーブル席が3つほど。
ヘルメットやジャケットなどの荷物があるので広めのテーブルに座る。
このお店、前述の通り「金・土・日曜のみの週末カフェ」として営業しているらしい。
店内にはお客さまは誰もいなかったが、ちょうど入れ替わりだったらしく我々はタイミングが良かったのだ。
せっかくなので、プチフールセット(ケーキ +ドリンク)と、瓶チーズセット(瓶チーズケーキ+ドライフルーツ2種+ドリンク)を注文した。
紅茶は数種類の中から選へる。
ポットはしっかりと温めていただき、保温カバーまで用意されていた。
ケーキは、残り一つという「イチゴのケーキ」を頂いた。
私の生活の中では圧倒的にコーヒーを飲むことのほうが多いが、紅茶も気持ちが落ち着くし、後味がいい。
カップに3杯ほどの紅茶が入っていて、ケーキのを食べ終わってからもひと休憩できるほどゆっくりさせて頂いた。
いっぽう、瓶チーズセット(瓶チーズケーキ+ドライフルーツ2種+ドリンク)は、プチフールセットと同じく紅茶を選べて、瓶チーズケーキとドライフルーツがセットになっている。
瓶チーズケーキとは、文字とおり小ぶりの瓶の中にチーズケーキが入っているもの。
こういった組み合わせは珍しいので、これも販売してほしいと思う。
わざわざ数十キロも走って、このお店に行くという行為はなかなか楽しい。
行ったことのない土地、お店でそのお店のオススメをいただくのは、ある意味贅沢な時間だった。
今回の発見は、紅茶がとても美味しいこと、紅茶の作用なのかとても心が落ち着くという体験をしたことだ。
コーヒーを飲んでいるイメージは、あくせくと仕事をしていることしか思い浮かばないが、紅茶ポットを用意してみれば、そこにはパソコンではなく、本があり、リラックスできる椅子やソファーがあり、静かな音楽が流れているような気がする。
たまにはパソコンから離れ、静かな時間を過ごすことが必要かもしれない。
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