神様のお供えから生まれた逸品!綾部ぼたもちの知られざる歴史

お菓子

佐賀県みやき町の隠れた名物、「綾部のぼたもち」をご存知ですか?

最初にこのお店を知ったのは、Googlemapを見ていて「ぼたもち」という名称が見えて、気になって訪問したことです。

今回は、地元で愛され続ける「橋本屋 綾部ぼたもち店」をご紹介いたします。

和菓子好きの皆様、ぜひこの記事を最後までお付き合いください!

店舗紹介

橋本屋 綾部ぼたもち店は、佐賀県三養基郡みやき町にある老舗和菓子店です。

綾部神社の参道沿いに位置し、地元の方々はもちろん、観光客にも人気のスポットとなっています。

行く度に、どんどん車が入れ替わり、時には行列ができてしまうほどです。

メニュー

店頭には、シンプルながら魅力的なメニューが掲示されています。

  • 5個入り:450円
  • 10個入り:900円
  • 15個入り:1,350円
  • 20個入り:1,800円

以前は4個も注文ができたのですが、今回訪問した際には5個以上の販売に変わっていました。

当日中に食べるように推奨されているので、日持ちがしなという点が残念ですが、美味しいタイミングを逃さないためにも、当日中に食べましょう。

食べたぼたもち

今回は、5個入りのぼたもちを注文しました。

一つ一つ丁寧に作られたぼたもちは、見た目からして期待が高まります。

しかし、あんこがベッタリ塗られているので、どこに5個が入っているのかわかりません。

味・食感の感想

見ての通り驚くのは、あんこの量です!

お餅がどこにあるのかわからないほど、たっぷりとあんこが包んでいます。

口に入れると、もっちりとした食感のお餅と、程よい甘さのあんこが口の中いっぱいに鎮座します。

あんこは甘すぎず、甘いものが苦手な方でも美味しく食べられる絶妙な甘さです。

注文を受けてから作り始めるため、もちもち感を楽しめるのは、お店のこだわりかもしれません。

価格とコストパフォーマンス

5個入り450円は、手作りの和菓子としては非常にリーズナブルな価格設定ですね。

一つ一つが小ぶりなサイズなので、食べ過ぎの心配もありませんし、むしろ、「もう少し食べたい!」と思わせる絶妙な量です。

感想

橋本屋のぼたもちは、シンプルながらも奥深い味わいが魅力です。

和菓子好きの方はもちろん、甘いものが苦手な方にもおすすめできる一品ですので、のんびりとした休日のおやつタイムや、大切な方へのちょっとした手土産にぴったりです。

ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

店舗情報まとめ

  • 住所:〒849-0101 佐賀県三養基郡みやき町原古賀2017−1
  • 営業時間:8:30~17:00
  • 定休日:木曜日
  • 特徴:創業850年の歴史を持つ老舗和菓子店。
       手作りにこだわった素朴で優しい味わいが特徴。
  • ターゲット層:和菓子好きの方、地元の方、観光客
  • おススメポイント:出来立てのもちもち感、程よい甘さ、リーズナブルな価格
  • 注意点:人気店のため、特に週末は混雑する可能性があります。早めの来店がおすすめです。

最後に、橋本屋 綾部ぼたもち店は、単なる和菓子屋さんではありません。

850年もの歴史と伝統を受け継ぎ、地元の人々に愛され続けてきた、まさに「生きた文化財」とも言える存在ですので、佐賀を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてください。

きっと、新しい和菓子の魅力に出会えるはずです。

 

 

綾部八幡神社と「ぼたもち」の関係

ここから、この「綾部のぼたもち」の歴史について少し勉強してみましょう。

この「橋本屋 綾部ぼたもち店」は神社の参道に位置しています。

その先にある綾部八幡神社は、長い歴史と伝統を持つ神社として知られていますので、この神社の特徴と、その名物である「ぼたもち」について、詳しくご紹介しましょう。

「風の神様」と日本最古の天気予報

NHK佐賀NEWS WEB」によると、

綾部八幡神社は「風の神」を祀る神社としても知られています。

10世紀中頃から続く「旗上げ神事」で、これは地元で「日本最古の気象台」とも呼ばれています。

毎年7月15日に行われるこの神事では、境内にある樹齢700年、高さ30メートルのイチョウの木に白い旗の付いた竹をくくり付けて上げます。

その後、旗の動きや巻き具合を観察し、夏から秋にかけての雨や風の予報、農作物の作柄などを占います。

この「旗上げ神事」は、2024年3月に文化庁から記録を残すべき無形民俗文化財に選ばれました。

地域の人々にとって、この神事は単なる伝統行事ではなく、自然との調和や農業の豊穣を祈る大切な儀式となっています。

そして、綾部八幡神社の参道には、名物の「ぼたもち」を販売する店が並んでおり、今回ご紹介した「橋本屋」さんがあります。

ぼたもちの歴史

ぼたもちの起源は約850年前にさかのぼります。

鎌倉時代、源頼朝が藤原氏を征伐した際、綾部の城主が手勢を率いて凱旋しました。

この時、里人たちはたくさんの餅に小豆の餡を塗って戦勝の祝い餅として振舞ったことが始まりとされています。

この出来事から、ぼたもちは縁起が良く、幸福を招くお菓子とされ、家内安全のご利益があると言われるようになりました。

まとめ

こうやって調べてみると、綾部八幡神社とその名物であるぼたもちは、佐賀県みやき町の歴史と文化を象徴する存在です。

 

また、ぼたもちは単なるお菓子ではなく、歴史的な出来事や信仰、季節の移ろいを反映した、日本の食文化の結晶とも言えるでしょう。

綾部八幡神社を訪れ参拝し、その後に名物のぼたもちを味わう。

そんな体験は、日本の伝統文化と食文化を一度に楽しむことができる、貴重な機会となるでしょう。

 

ぜひ一度、みやき町を訪れ、綾部八幡神社とぼたもちの魅力を直接感じてみてはいかがでしょうか。

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