1、佐伯寿司を知るきっかけ
そんな話、誰からきいたん?」と妻に聞くと、「良純(よしずみ)さんがいいよった」げな。(「…げな」←は福岡の方言で「…ということなんだって」「…らしい」と読み替えてください)
「良純さんってだれ?」と聞く私に、「いしはらよしずみさんったい!」
「・・・(考え中)・・・」「あ、テレビの話ね」と話がわかり納得の私。
そりゃ、本当に美味しいんやろけど、だいたい良純さんクラスのタレントさんが行く店は美味くても値段も高いに決まっとる。
でも、心のかたすみでは「もしかしたら寿司街道というだけあって庶民でも美味しいお寿司が食べられるのかもしれない」と行ってみたくなった。
2、情報収集
まずは、Googleマップで「佐伯寿司街道」を検索してみた。
下記の地図が検索結果(本当はもっと範囲が広かった)だが、「佐伯寿司街道」は本当に存在するらしい。
しかーし、寿司街道のうちひとつの店を行先に指定し経路検索すると、福岡からは片道約200kmで所要時間は3時間と出た。遠すぎる。。。
妻は「こんなに遠くいくんだから、近くに泊まろう」という。
私「いやいや、泊まりになるとどんなに宿泊代が安くたって数万円の支出になるやろ?」と宿泊は引き気味。
…そんなやり取りが続き…決まらないまま寝てしまった。
3、結局行くことに
朝、いつものように起きてみると、私も妻も「行こう!」と心に決まっていた。
バタバタ準備して、車を走らせたのは9時頃だった。
ちなみに宿はとってない、着替えだけは持っていくことにした。
私の中では、佐伯で寿司を食べ、近所の観光をして温泉にでも入り、遅くても帰ってくるつもりでいた。
4、錦寿司に決定
佐伯まで行く途中にどの店にいくのか、ある程度下調べをしておいて、佐伯市内に入っていくつかの候補の中から「錦寿司」に決めた。
店の前までいくと、それまで閑散としていた街の様子が一変し、店の前には行列ができていて、駐車場も空きはなかった。
「並ぶ?」「別の店にする?」と言いながらも、妻は店内のボードに名前と人数を書気に行き、そうこうしているうちに駐車場が空いて止められて、待ち時間のほとんどは車の中で待っていた。
待っている間に、近隣のほかの店舗もリサーチもしてみた。
近所にある「寿司源」がよさそうなので、混み具合を聞こうと電話してみると「1、2時間待ち」とのアドバイスを頂き、今回はこのまま待つことにした。
待っている間は、そんなに長くは感じなかった。
出てくるお客さんは複数人がまとまって出てこられるが、出てくる人数ほど入店している様子はない。
店内に空席が増えているのではないかと勘ぐってみたりするが、呼ばれない。
そうこうしているうちに、少し順番が進んだようである。
5、佐伯寿司を楽しんだ
やっと名前が呼ばれた。
30分くらい待っただろうか。意外と早かった。
案内された席はカウンターだが、カウンターは満席ではなく半分くらいにお客さんが座っている程度、やはり席には少し余裕があったようだ。
メニューを見ながら何を注文するのか、かなり悩んでいたが、
入店前に決めていた「おまかせセット(2800円)」、
そしてだし巻きは不要との妻の意見を踏まえ、中握り(値段不明)
マグロ3種盛り(名称と値段不明)を注文した。
こちらは中握り(値段不明)だが、大きすぎるネタのため、食べやすいように切り分けてくれた。
しかし、でかい!
こちらはマグロ3種盛り(名称、金額不明)。
そして、おまかせセット(2800円)はなんと豪華な事か。
セットものには、お吸い物と小鉢が付く。
こちらもネタが大きすぎるので、食べやすいように切ってくれていた。
マグロは佐伯で唯一「本マグロ」の養殖をしているらしく、リーズナブルに美味しいマグロを食べられる地域と言われているらしい。
現在、キャンペーンを実施中らしく、「参加店舗で佐伯本まぐろメニューをお食事いただいた方から抽選で豪華な特典をプレゼント!」を行っている。
第1弾は「出張!寿司職人プレゼント!」
あなたの前で、マグロ一本丸さばきいたします。
第2弾は応募者の中から抽選で、「加盟店26店舗で使えるお食事券「5000円分」を20名様にプレゼント!」とのこと。
6、佐伯観光へ
食事のあと、海の市場〇、佐伯城址、歴史と文学の道を観光した。
「海の市場〇」は、いろんな海鮮を販売しているので、佐伯に行ったら必ず寄ってみるべき所だ。
「佐伯城址」は、スイっと車で山頂までは行けない。
「佐伯城 三の丸 櫓門 」の前の公営駐車場に車をとめて、20分ほど歩いて登る小高い丘なのだ。
登山というほどではないけど、簡単に登れる展望台ではない。
その証拠なのか、登り口には登山に使う杖の貸出があった。
登山道(あえて登山道という)はこんな感じの砂利道だが、ヒールで登る事はやめた方がいい。ヒールが傷ついてしまう。
山頂からはこの眺めである。
登ってきた甲斐があるというものだ。
佐伯城址というだけあって、石垣が残っているのでその上は平らなのだ。
色んな方向の景色を見る事ができる。
ここに城が建っていたと思える広さだ。
「 歴史と文学の道 」は短時間でも歩いて回れるが、あまり見るところはなかった。
結局、ここで夕方になってしまい、延岡に泊まる事になってしまった。
はじめて訪れた「佐伯」という町は静かな歴史のある町だった。
また行こう。
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